■コンセプトメーキング 〜アジアの中の東京暮らし ビオトープ新戸山〜
異文化コミュニケーションと言いつつも、日本人は外人が苦手だ。国際都市と呼ばれる東京でさえ、異国民と共存していくすべを身につけた街は少ない。そんな孤独な東京に、歴史的にアジアと共に生きて来た街がある。新大久保、新宿街に隣合わせのこの街では、新宿を庭として育った生っ粋の東京人が静かに暮らす傍ら、多くのアジアンがここを拠点に生きている。
街はどんどん変わっていく。中国を始めアジア諸国が経済的な進化を遂げているのと同時に大久保通りは活気に溢れ、日々クリーンなイメージへと質を高めている。
ビルオーナーの志しも高い。この街が誇りだからだ。「新大久保に緑と泉を」そのオーダーは我々の心を打った。気高き人々が街の質を高めていく。建物は次の世代へとその意志を継承していくだろう。アジアと精通した街に暮らす。このスタイルはまさに21世紀の東京暮らしの神髄となる。 |