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1・・FIELD 木の集合住宅概要  2・・建てる(こだわり基本仕様)
3・・木の集合住宅ができるまで  4・・スナップ集  5・・運営する

 

木の集合住宅ができるまで

当ページは建築時にオンタイムで掲載されていたものの保存版です。

 

  建築現場のご紹介
  PHOTO_ 1  地祭り/地鎮祭 2000.4.7
地鎮祭は、これからスタートする工事にあたり、施主と関係者が 顔を合わせ、心を交わす数少ない機会です。初めの一歩が互いに 気持ちよければ、その後の工事はスムーズに進行していくものです。

Tip
着工にあたり神様に敷地の安定と工事の安全を祈願する祭事である。敷 地のなかほどに祭壇を設け、お供物を供え、斎砂を盛り、周囲の四隅に 斎竹を立て、しめ縄を張って地の神を 迎える。そして神主のお祓いや祝 詞奉上があり、鍬入れや玉串奉奠が行われる。
  PHOTO_ 2 基礎工事/配金検査2000.5.9
地球と建物をつなげる部分で、建物を支える基本が基礎工事です。今回は設計上の選択として「ベタ基礎」としました。布基礎でも十分な強度を出せる地盤のよい地域ですが、安全性、安定性、そして1階の居住環境の向上を図るための選定です。

Tip
最近、ベタ基礎を選んだことによる問題が多発しています。 その内で一 番多いのは周辺地盤より、低くベタ基礎を打設してしまい、雨水が床下にたまってしまうという事故です。 レベルの設計に十分なチェックが必要です。
  PHOTO_ 3  棟上げ/上棟 2000.5.29
棟上げ(むねあげ)は建物の骨組みをつくる工事です。素材、組方、金物補強など、建て終われば見えなくなってしまう部分 の精度が、建物の安全性や耐久性を左右します。 上棟時は、支払いのあることも多く上棟検査は特に念入りに 行います。(上棟検査は6/8)

Tip
柱、梁、大引など家の骨組みを、朝から一気に一日で建て上げるのが上棟。これはトビの仕事である。 通常、棟上げを終えた夕方に上棟式 が行われる。これを取り仕切るのはこれから腕をふるう大工の棟梁である。
(上棟式は6/2)
  PHOTO_ 4  上棟式 2000.6.2(大安)
上棟式は建物をつくる過程でのビッグイベントです。 この日、佐藤様とこれから始まる各業種の職方等16人が列 席し、真新しい柱や梁を眺めては、酒を交し木造談義に花を 咲かせました。

Tip_上棟式
上棟式は省略するべからず。古い考えと言うのではなく、施 主にとっても家などを建てることは人生において大変意味深い行事です。それを実 現させるには、大工・左官・経師・瓦 ・設備など様々なプロのチームワークが必要です。規模はどうあれ、私たちは上棟式を行うよう勧めています。
  PHOTO_ 5  職人の顔 工事管理:星野氏
「フィールドネットワークの仕事は注文が多くて難しい、されどそれ故に燃える。」と語ってくれた星野さん。
新しい部材等も積 極的に使い、いつもいい仕事をしてくれます。 当現場では若手監 督の成長を見守る縁の下の力持ちです。
  PHOTO_ 6  職人の顔 現場監督:広川氏
大工の家系で育ち、一級建築士の資格も持つ若き天才?広川 さんが赤堤の現場を仕切ります。
「在来木造はおもしろいです。」と満面の笑みに、私たちの期待も膨らみます。今後、私たちとやり合うこともままあるでしょう。
  PHOTO_ 7 職人の顔 棟梁:久保田氏
その姿はまぎれもなく大工の棟梁。久保田工務店に産れ育った生っ粋の町大工。
呑めば冗談ばかりの粋でいなせな棟梁であります。
  PHOTO_ 8  職人の顔 電気工:小玉氏
電気がきちんと供給されなくては、快適な生活などあり得ません。小玉さんはかゆい所に手が届く、住む人に優しい配慮 があります。
建物を機能的に、しかも美しく仕上げていく為には有能な電気工がチームワークの要となります。
  PHOTO_ 9  大工工事 2000.6.21
上棟式を無事終え、工事は黙々と進んでいきます。現場ではトンカチの音が軽快に響き、材木の匂いを吸った風が吹き抜 けています。昨今では比較的大型の在来工法であるこの建物 では、 一般住宅の何倍もの木材が使用されています。

Tip_梅雨の工事

梅雨のからむ工事は工期も多少掛かります。しかし、上棟を 終えていれば屋内への雨かかりの心配もなく、湿気は木材特 有の延びや反りを みせ、木は互いにしまってよいとされます。 仕上げの前に梅雨であることは、仕上がってからの狂いも少 ないという訳です。
  PHOTO_ 10  7月の現場
上棟を終えれば、外見は建物の形が見えてきます。しかし、 養生幕の中では暑い暑いさなかも、職人達の地道な作業が 続けられて いるのです、、、、。 
  PHOTO_ 11  軸組工法
赤堤木舎は、木材の柱と梁で家の骨格を組む木造軸組工法で 建てらます。法隆寺に代表される日本古来の伝統的在来工法 と基本的 に同じです。高温多湿の日本の自然に合い、住み心 地のいい家となればやはり木造に勝るものなしです。

Tip_木組(きぐみ)
木組の材は箇所により名があり、(左写真)横に渡った太い梁は妻梁。 それに垂直に屋根へに小屋 束、床へ間柱。屋根を支える棟木と母屋。母 屋には垂直に垂木を掛け、屋根の下地となる野路板を 敷く。それぞれ役目を持った木材が巧みに組まれ ている。
  PHOTO_ 12  見どころ
吹抜部の天井は屋根の小屋組を隠さずに見せています。太くて美しい木材を選りすぐり、がっちりトラス状に組み荷重を分散させています。役目を持った構造材は、機能美と言うべき凛とした力を放ちます。

Tip_小屋組(こやぐみ)
垂直の束に水平材を渡す日本古来の小屋組に対し、 斜の材を入れたトラス構造の小屋組は、西洋建築と共に渡来した。昭和初期に学校等の大型建築に盛んに用いられ、次いで屋敷などの住宅建築にも取り入れられていった。
  PHOTO_ 13 外観
7月も終わる頃。外壁材が貼られ(塗装前)、一段と家らしくなってきました。エントランスの柱は伊豆石です。淡い碧 色の しっとりとした優しい石肌が印象的。この界隈の大谷石の石垣 ともマッチし、街並とのバランスが配慮されています。

Tip_住む人の我が家をつくっています
入居希望者のAさんが現場を訪れた折り、「アパート と言うより、一 件のお家をつくっているようですね」 と言われた。そもそも一軒家と賃貸集合住宅を建てるのとで、私共の仕事に優劣はない。どちらも、暮らす人にとっては我が家に変わりはないのだから。
  PHOTO_ 14  8月の初め
高さ2.3メートルのエントランスの扉枠が現場に届きました。 扉や枠は「建具(たてぐ)」と呼び建具屋が工場で造作しますが、枠の取付は大工仕事です。 大工は五人掛かりで取付けに奮闘中です。きちっと納めるの が腕の見せ所。
  PHOTO_ 15  ヘルメットをかぶろう
真剣な作業中にカメラを持ってうろついていると久保田棟梁に叱られます。扉枠を持ち上げているのでケリも入れられず、「な〜にやってんだっ、大事な時に!」と怒鳴りつつもカメ ラ にスマイル。 現場はいつも真剣勝負です。

Tip_きちっと納める
図面通りに建物ができていなければ、図面通りに造った 建具は納まらない。職方同士はきちっと納めてくれると いう信用がなくては一緒に 仕事はできない。大工、建具 屋その他様々な職方は「納める」という 責任に接点を持 ち、一つの建物を仕上げていく。きちっと納まる仕事 をすることが当たり前のようでいて実は難しいことなのである。
  PHOTO_ 16 養生幕外れる/8月中旬
養生幕は工事中、塗料が飛び散らないようにする為や、また外からのゴミなどから外壁を守る為に張られるシートです。 幕が張られている間は建てている当人ですら建物全体を見ることはできません。養生幕が外れる日、それは建築家や職人たちにとっても緊 張の走る時です。 この日、青空に突き出した三角屋根がノビをするように現れ、街の一角に新しい建物が仲間入りをしました。
  PHOTO_ 17  内装も進む
木材で組まれてきた壁や天井に仕上が施されていきます。 モルタルの壁は乾燥を待っています。階段も設置され、最 後の仕上げの色など、細かな打ち合わせが行われています。
Tip_モルタルのヒビ 仕上げの下地に使うモルタルは、乾燥していく間にヒビ割れを起こします。この工程を急ぐと仕上の塗料を塗った後に 壁にヒビができてしまいます。じっくり乾かすこと。雨の日が続けば工程も延びます。それでもあせらないことが、いい建物になっていく道のりです。
  PHOTO_ 18  平らを創る/9月
垂直な壁、水平な床、建物の平らをつくり出しているのは俺だ、、と言わんばかりの手さばきと足さばき。水面を波 をたてずに歩く妖精のように、コンクリートの海を自在に 動き回る[左官屋 X ]。なぜ彼は沈んでいかないのか、足にはめた小さな板切れを見て、なおさら納得がいかなくなる。Xは何も語るこ なく微笑み、流したてのコンクリートの上から去っていった。
  PHOTO_ 19  左官屋の仕事
X の去った後には、ただ美しい水平の床が残るだけ。
  PHOTO_ 20  お帰りなさいの灯り
足場も解体された9月の初め。日没後に工事用のライトがもれる赤堤木舎。 我が家と思える集合住宅が、少しづつ完成に近づいています。
  PHOTO_ 21  仕上げに向かって
外構(建物のまわりのこと)工事が始まりました。駐車場・ 駐 輪場スペースを道路と同じレベルまで掘り下げます。昭和初期 からあったとされる大谷石の石垣は、惜しまれつつもこの部分は解体です。 掘れば間もなく関東ローム層の赤土が現れ、石垣の上が、この一帯のそもそもの地面であったことが解ります。 家を建てるという過程には、いつも発見が詰まっています。
  PHOTO_ 22  たれパンダの人
大谷石の石垣をひと蹴りでなぎ倒し、黙々と働くたれぱんだの人。土木屋にはやはり若者パワーが必要です。たくましい腕とりりしい瞳に、なぜか、たれぱんだの愛らしいTシャツ。異国 の若者に敬意を表しクローズアップ。
  PHOTO_ 23  土曜の午後
忘れもしない、この日東京は気温37度と今年一番の暑さを記 録。うだるような熱気に包まれた現場は、さすがにまったりとしていました。思い起こせば桜の頃に始まった現場は、今秋を持ちわびています。

もうすぐ完成。次回をお楽しみに。
  PHOTO_ 24 中廊下の物語り
「東京トラディショナルなアパートメント」を思い描いた時、建物の中央に廊下を配し、そこから各々の居住空間へとつながるゾーニングがまず浮かんできた。
〜廊下は堅い木の床で、迎えては送り出す住人の靴跡を刻んでいく。その上に松ヤニのワックス は幾重にも塗り込まれ、いつしか 鈍いツヤを放ち、建物とともに歳をとっていく・・・
〜 そんな廊下が完成しました。

Tip_お勧め!ミヤンマーチーク
堅い無垢木の床板は土足にも耐え、しかも優しい風合いが魅力です。しかし、厚さ15ミリの床材は地盤の凹凸を吸収しにくく、 下地の精度が問われます。そこで左官屋Xの技量が意味を持ってくるわけです。
  PHOTO_ 25  エントランスも間もなく完成
特注の木製玄関扉が到着。8月に施工した建具枠にもきちっと納 まり一安心です。レトロなデザインですが電子錠を搭載した優れものです。 真鍮の丸ノブは今では国内生産はほとんどなく、現在南洋を渡る船便の到着待ちです。 収納力を重視したポストも木製のオーダーメイドです。

Tip_玄関は建物の顔
玄関は毎日毎日人を出迎える大切な場所です。扉を開けたくなるようなトキメキと、帰りたくなるような安堵感が大切です。
  PHOTO_ 26  完了検査
この日現場は朝から緊張した面もち。 建築確認の完了検査の日です。世田谷区役所の方々が来られ、監督と設計担当で対応しました。 建物が「確認申請書」通りに仕上がっているかの検査を 行うのです。

Tip_建築の掟
建物の仕様や大きさを初め建物の様々な決まり事は建築基準法という法 律に定められています。建物は着工する前に図面等の書面 にて、地方 自治体への届け出が義務付けられています。これが「確認申請(書)」で「確認済証」を受けてから着工しなくてはな らない決まりとなっています。
  PHOTO_ 27  完了検査
敷地境界から建物までの距離など、細部に渡り図面との整合性がチェックされます。 検査は問題なく終了しました。ホッ

Tip_建築基準
建築基準法は、特に都市部の耐火や防火に関し厳しい基準を設けています。このため仕上材として木材が使える範囲がとても狭くなり、木の風合いが活きた建物が建たなくなっているのが実体です。 当社は法律を守りながらも、少しでも木の素材感を出したいと、赤堤木舎では様々な工夫を試みてきました。
  PHOTO_ 28
なぜ建築費はだんだん高くなってしまうの?

それは、建てている間に建物への愛着が増して、もっと良くした いと欲が出てくるからです。 赤堤木舎は、オーナー様と予算を 決め建築を任されており、追加予算はありません。それでもやっぱりあとちょっと、、、「バルコニーに木を貼ろうよ」その一 言は建築費にはね返ってきます。 「うーん確かに良くなってきた」「そうだね、きっと住む人達も喜ぶよ」と、時には金より愛を選んでいい気分を味わう一幕でし た。

Tip_コスト管理は当社の仕事
当社は日頃コンサルタントの立場で、お客様の高まる欲求を建築に反映させ、また工事会社との交渉ごとをうまくこなして、予算 をより上手に 配分し、お客様の満足のいく建物を完成させることを仕事にしています。
 

PHOTO_ 29  最後の仕上げ
半年に渡る工事も、本体工事を終え細かな仕上に入ります。玄関 のひさしの鼻かくしと呼ばれる場所には、モザイクをあしらうことにしました。

Tip_モザイク
モザイクは、天然大理石やベネチアガラスを手作業で砕き、その一粒づつをはめ込んでいく気の遠くなるような職人技で す。タイムイズマネーの日本では、なかなか普及しない訳がよくわかります。縁あって本場 イタリアのラベンナで修行を積み、帰国したばかりの岡田さんが、当企画に共感してくれまして、このような贅沢ができました。

  PHOTO_ 30  マエストロ岡田
工期に追われ、せわしなく行き交う職人達を尻目に、のんびりと気に入った大きさの石の破片を選んでは埋め込んでいるマエストロ岡田。

Tip_マエストロ岡田代理店
住宅の表札や店舗の看板。床や壁にワンポイントをなど、世界でただ一つのデザインでお造りいたします。制作教室も開講予定。
お問い合わせは当社まで。
 

PHOTO_ 31  植木職人
なんて美しい立ち姿だろう。まっすぐにのびた延びた背筋は、まさに筋金入り。 ところでシンボルツリーに選ばれたのは、赤いハナミズキ。5月頃、可憐な花を咲かせるはず。 予算上あまり大きな木が植えられませんでしたが大切に育てていきます。

赤堤木舎スナップ集
そんなこんなで、竣工間近の現場はいろんな業者が入り乱れ、大にぎわいです。 完成後の赤堤木舎は「赤堤木舎スナップ集」でご紹介します。

 

 

赤堤木舎の賃貸物件としての紹介はこちら>>

 

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